たまこまーけっとトークイベントに参加して来ました
2013年5月4日にゆうぽうとホールで行われた、たまこまーけっとイベント「もちもち トーク&ライブイベント~歌だ!踊りだ!お祭りだ!~」 に参加して来ました。
レポートのついでに、たまこまーけっとへの思いを綴ってみようと思います。
※想いのままに書き綴っていたら、一体誰に何を伝えたい文章なのか分からなくなっていたので、気が向いたら修正します。
たまこまーけっととは
社会現象的人気を博した「けいおん!」シリーズの山田尚子監督・堀口悠紀子キャラクターデザインの強力タッグによる、京都アニメーション制作の完全オリジナルアニメーションです。2013年1月から3月まで全12話が放送されました。
餅屋の娘・北白川たまこと謎の喋る鳥鳥デラ・モチマッヅィを中心に、アットホームな商店街を舞台に展開するホーム餅コメディで、女性監督ならでは視点から、いわゆるオタク向け美少女ではなく、女性からみても可愛いデザインのキャラクター、衣装、背景、小物を追求しているなどの特徴があります。(個人の感想です)
イベント概要
デラ役の山崎さんをMCに、主要女性キャラ6人の声優さんがトーク&ライブという定番の内容でした。
山田監督がサプライズ出演すると信じてたんですが、そんなことはなかったぜ。
- 出演者
- オープニング
- トークパート
- お題コーナー
- クイズコーナー
- 生アフレココーナー
- たまや新商品開発コーナー
- バトントワリング披露
- ライブパート
- キャラクターソングアルバム『twinkle ride CD』の各キャラクターソングをダンス付きでそれぞれ
- エンディング・テーマ「ねぐせ」
- アンコール
- キャラクターソング「きっとね、ずっとね、よろしくね。」を6人全員で
トークパートの概要
- お題コーナー
- カプセルに入ったお題にキャストが答えるあれ
- 中の人的に一番可愛いのは史織役の山下さん、一番もち肌なのは日高さん(18歳)とのことでした。ペロペロ
- チョイ・モチマッヅィ役の山岡さんは端役的な意味でチョイ役だと思っていた的な話
- クイズコーナー
- バトン部三人と、その他三人の2チーム対抗戦
- 王子役の下野紘、もち蔵役の田丸篤志がビデオメッセージで出題
- 正解者には、商品開発中の1/1デラさんぬいぐるみ(?)を後日プレゼント
- うさ湯のマークを見事的中させたバトン部チームが勝利
- 非常に出来が良いぬいぐるみだったので、発売後はたまこコスプレする人が捗りそうです
- 生アフレココーナー
- 「第1話 あの娘はかわいいもち屋の娘」から、バトン部三人が体育館の隅に座って大福を食べてるところに史織がシャトルを誤射するシーン
バトン部の三人は、まだ定まっていないキャラを作りこむため居残りで何度も演じたとか、初々しさが光っていました - 「第2話 恋の花咲くバレンタイン」から、商店街のPVを見つつかんながみどりに「誰が誰を好きになってもいいんだよ」とつぶやくシーン
- 「第3話 クールなあの子にあっちっち」から、帰り道に史織がデラにたまこへの感謝を伝えて欲しいと頼むが自分の口から伝えるべきだと諭すシーン
- 「第7話 あの子がお嫁に行っちゃった」から、アバンタイトルでチョイが北白川家玄関でデラを詰問するシーン
- 「第1話 あの娘はかわいいもち屋の娘」から、バトン部三人が体育館の隅に座って大福を食べてるところに史織がシャトルを誤射するシーン
- たまや新商品開発コーナー
- たまやの新作餅を考える、ラジオの名物コーナーを生でお届け
- 本放送時に高得点だったという、ご飯にもち米を混ぜてふりかけを掛けた謎料理が登場
- 美味いとも不味いとも言いづらいお味のようで、若干盛り上がりに欠けた内容でした
- バトントワリング披露
- バトン部三人娘がエンディングテーマ曲に併せてバトントワリングを披露してくれました
- バトンを飛ばす技で洲崎さんが失敗してしまいましたが、頑張りは伝わってきました
ライブパートの概要
- CD情報 | TVアニメ『たまこまーけっと』公式サイトから、6人が各人のキャラソンをダンス付きで熱唱
- 洲崎さんの謎早口キャラソンを歌いきってたところがすごかったです
- 日高さんが「インカムって鼻息が入っちゃうんで」と笑いを取っていたのが印象的でした、可愛さを演出しながらツッコミどころを用意しておく如才無さ、流石です
- 山岡さんの歌の振付が、チョイが作中で踊っていた大地への感謝の舞でステキでした
- アンコールで、6人全員で「きっとね、ずっとね、よろしくね。」
- 洲崎さんが「アンコール!って言われるの夢でした」とコメントしててほっこりしました
- 洲崎さんは感極まると涙が止まらなくなるようなので、我慢するよりも泣きキャラを確立していくほうがよさそうだなな
今後の展開
アンコール後の閉幕挨拶で、デラ役の山崎さんから「個人の意見ですが」と断りを入れた上で下記のような新作を期待させる発言がありました。
- もっとたまこたちのお話が見たい
- 再放送の際に1.5話などの新作があってもいいんじゃないか
- 山田監督的に最終回の案は3つあり、残り2つも見せたい的な話だった
売り上げ的に二期は難しいながらも新作が全く作られないことも無さそうかなという感触だったんじゃないでしょうか。(希望的観測)
イベント全体の雑感
- 舞台セットが非常に凝っていて、ここにも監督の(?)こだわりを感じました。
- たま子役の洲崎さんはOP、キャラソン、EDをソロで歌った上にバトントワリングを披露するなど、八面六臂の活躍を見せていました。タレ目とほっぺの具合が博多名物にわかせんべいのパッケージを思い浮かばせてとても可愛らしかったです。今後も頑張って欲しい。
- 若いけど芸歴の長いあんこ役の日高さんは、アイドル声優オーラ全開で可愛さを演出しつつ他キャストへの配慮を欠かさないという流石の仕事ぶりでした。アンチアイドル声優気味でしたが見る目が変わりました。
- 史織役の山下さんは、顔ちっちゃくてお淑やかな外見の正統派美人だけど毒舌気味といういいキャラを持っていたので安心して見ていられました。ペロペロ
- バトン部三人娘とチョイ役の山岡さんは初々しさが溢れていてとても良かったのですが、経験不足が如実に現れていて、トークを見ていてハラハラするところが多々ありでした。歌や踊りはとてもよかったので、この先生きのこるためにもトークを磨いていって欲しいです。
- 主人公の洲崎さんや安定感のあるあんこ役の日高さん、史織役の山下さんに話が集中して、みどり役の金子さん、かんな役の長妻さんはトークに絡む回数が少なく、正直印象に残りづらかったように思います。
- 相手を弄って場を盛り上げる立場のベテランがデラ役の山崎さんだけで司会進行をしつつだったので、どうしても話をする人が集中してしまったのかなという印象です。ベテラン声優をもう一人二人配置するなどして、新人ちゃん達のキャラを立てつつ弄るという感じにしてもらえれば、トークも盛り上がりより満足度の高いイベントになったんじゃないかなと素人ながら思いました。
たまこまーけっとについて個人の所感
山田監督の新作ということで正座待機で初回を視聴しました。可愛すぎるオープニングアニメーションに魅了されて、これはすごいものが出てきたでと歓喜に打ち震えた覚えがあります。
ただ、京都アニメーションお得意の写実的な美しい映像、丁寧な作画、細部までこだわりを感じる小物・背景、など初回こそ絶賛の声が聞こえましたが、展開の起伏の無さからかネット上ではだんだんと話題に上がること少なくなり、BD・DVD第1巻の売上が初動4,000枚台と京都アニメーション作品としては日常に次ぐ不振となってしまっただったようです。ちゃんみお!
設定面で、家族のような商店街、温かい家族という深夜アニメDVD購入層が目を背けたくなるような設定だったのが良くないのかなと思ったり思わなかったりします。終盤に、結婚・出産をして幸せな生活を送っていたたまこ・もち蔵だが、たまこが謎の病により若くして他界、たまこを失ったもち蔵が子供をネグレクトした後もち米畑で和解、デラのスピリチュアルパワーで時間がさかのぼりみんなが幸せに生きてる世界線で大団円みたいな鬱展開があれば物語的に名作と言われたのかもしれませんが、ネグレクトするたまことか別に見たくないし、話数ぜんぜん足りないし
作画面では、山田監督・堀口作画監督が仰ってたように、過剰なエロスは出したくないという女性監督ならではの配慮が込められており、汚してはいけない聖域的なオーラがあるせいか、普段ヒドイ二次創作を描いている作家さんでも汚れのないイラストをpixivに投稿してしまう的な現象をちらほら観測したように思います。本放送時は膝が隠れるくらいのジャンパースカートの制服でしたが、ラフ案ではもうちょっとオタク受けしそうなミニスカートに体型が出るような制服デザインだったようです。ストーリー以外に「ニコニコで弄られコメントを付けられる」「二次創作欲を掻き立てられる」的な脇の甘さがなかったことが、円盤の売上に繋がらなかったのかとも思ったのですが、ニコニコ界隈で不動の人気を誇るキルミーベイベーの円盤売上を見るに一概に言えることでもないようで、ホントどうやったら売れるんですかね?
しかし、たまこまーけっとが素晴らしく可愛く楽しい、絵本的な幸せをくれる作品であることに変わりはないので、未見の方はぜひディスクをご購入いただくか、イベント本編でも仄めかされていた再放送をお待ちいただければと思います。
個人的にオススメしたいのは、「第1話 あの娘はかわいいもち屋の娘」「第6話 俺の背筋も凍ったぜ」 「第10話 あの子のバトンに花が咲く」あたりです。非常に楽し可愛いエピソードなので、ご興味のある方もそうでない方も是非ご覧いただければと思います。
BD1巻は、売り物かと見まごう凝った装丁のブックレットに、山田監督と堀口作画監督のイラストを書きながらの謎トーク、ペラペラアニメなどおまけ映像満載で買って損なしの内容となっております。
まだの方はぜひ鑑賞用、保存用、布教用、餅つき用と4枚ずつご購入いただければ幸いでございます。
まとめ
たまこキャストの今後の成長を見守りたくなる、そんなステキなイベントでした。
たまこまーけっとが終わらないコンテンツになることを心よりお祈り申し上げております。かしこ
リンク
- TVアニメ『たまこまーけっと』公式サイト
- イベント情報 | TVアニメ『たまこまーけっと』公式サイト
- スタッフ&キャスト | TVアニメ『たまこまーけっと』公式サイト
- CD情報 | TVアニメ『たまこまーけっと』公式サイト
というブログを書いてたら、なんだかんだで4時間もかかってたよ。ばかじゃないの?